【GA4実践】リアルタイムレポートの活用法|投稿・広告の即時確認と使いどころ

GA4リアルタイムレポートの活用法|投稿・広告の即時確認と使いどころ

この記事でわかること:
リアルタイムレポートの見方/SNS投稿・広告出稿後の即時確認/標準レポートとの使い分け/注意点と活用シーン。

GA4で「レポート → リアルタイム」を開くと、ユーザー数がリアルタイムで動いています。
「SNS投稿した直後、今、誰か来てる?」
「広告を出したけど、流入してる?」

結論、リアルタイムレポートは直近(数十分)の動きを“瞬間風速”で見る確認ツールです。
ここで分かるのは「来ているか」「イベントが起きているか」まで。成果の判断は標準レポート(または探索)で行います。

この記事では、リアルタイムで見るべき3指標 → 活用シーン3パターン → 注意点の順に解説します。
まずは「リアルタイムレポートとは何か?」から見ていきましょう。

リアルタイムレポートとは?

GA4リアルタイムレポート画面(ユーザー数・イベント・参照元カード表示)

リアルタイムレポートは、GA4で直近(数十分)のユーザーの動きをほぼリアルタイムで確認できるレポートです。

標準レポート(トラフィック獲得・エンゲージメントなど)が過去データで成果を判断するのに対し、
リアルタイムレポートは「今、流入しているか/イベントが動いているか」を確認するツールです。


標準レポートとの違い(表)

項目標準レポートリアルタイムレポート
時間軸過去のデータ(日・週・月)直近(数十分)
用途定点観測・成果判断接続確認・初動チェック
母数大きい(ブレにくい)小さい(ブレやすい)
何を見る?セッション・キーイベント率今どんなユーザーが/どこから/何をしたか

リアルタイムで見る3つの軸

直近のユーザー数
→ 今、アクセスが発生しているか?

直近イベント(イベント名/件数)
page_view / click などが動いているか?

参照元(どこから来たか)
google / organicfacebook / social などの流入が来ているか?

この3つを合わせて見ると、
「SNS投稿後に、流入が来たか/想定のイベントが動いたか」をその場で確認できます。


💡 ポイント:リアルタイムは“瞬間風速”
母数が小さいため、キーイベント率やCVRのような成果判断には不向きです。
成果は標準レポートで数時間〜翌日以降に確認しましょう。

👉 標準レポートの見方はDay 21を参照
Day 21:流入元別の改善施策


【図解】リアルタイムレポートの全体像
GA4リアルタイムレポートの全体像

次は、リアルタイムレポートで見るべき3つの指標を具体的に解説します。

リアルタイムレポートで見るべき3つの指標

リアルタイムレポートで確認すべき指標は、以下の3つです。
この3つをセットで見ることで、「今、どこから・何人が来て・何をしているか」が分かります。


① 直近(数十分)のユーザー数(量の確認)

画面上部に表示される 直近(数十分)のユーザー数 です。

確認ポイント

  • SNS投稿直後 → ユーザー数が増えているか?
  • 広告出稿直後 → 流入が発生しているか?
  • サイト更新後 → アクセスが来ているか?

母数が小さいため 「0人 → 5人」 のような小さな変化でも動きます。
この段階は「来ている/来ていない」の確認だけで十分です。


② 直近イベント(行動の確認)

リアルタイムでは、直近で発生した イベント名(と件数) が確認できます。

よく見るイベント例

  • page_view(ページ閲覧)
  • click(クリック)
  • scroll(スクロール)
  • (設定していれば)カスタムイベント / キーイベント

確認ポイント

  • SNS投稿後 → page_view が動いているか?
  • ボタンクリック → click が出ているか?
  • 設定したイベント → 想定のイベント名が出ているか?

💡 注意:母数が小さいので、率(%)ではなく 「動いているか/いないか」 で判断します。


③ 流入元の内訳(流入元の確認)

リアルタイムでは、流入元(参照元/メディア or チャネル)の内訳が確認できます。

確認ポイント

  • SNS投稿後 → twitter / social(など想定のSNS流入)が出ているか?
  • 広告出稿直後 → google / cpc(など想定の広告流入)が出ているか?
  • UTMを付けた場合 → 想定した source/medium になっているか?

この3つをセットで見ると、
「投稿後に流入が来た → 想定の流入元だった → 想定のイベントが動いた」
までを その場で 確認できます。


💡 3つをセットで見る理由

リアルタイムは“瞬間風速”なので、単体の数字だけでは判断できません。
①ユーザー数(量)× ②イベント(行動)× ③流入元(入口)の 3軸 を合わせて、初めて「今、何が起きているか」が分かります。

👉 参照元/メディアの整理はDay 18で解説予定
Day 18:参照元/メディアの見方完全ガイド(近日公開)

次は、リアルタイムレポートの 活用シーン3パターン を解説します。

リアルタイムレポートの活用シーン【3パターン】

リアルタイムレポートは、「今、流入しているか?」を確認する用途に特化しています。
以下の3パターンで活用できます。


① SNS投稿後の反応確認(投稿 → 流入 → 行動)

シーン
Facebook / X / Instagram などで投稿した直後、「今、誰か来てる?」を確認したいとき。

確認手順

  1. SNSに投稿(リンク付き。UTM設定できるなら推奨)
  2. リアルタイムレポートを開く(投稿から数分〜)
  3. ①ユーザー数 → ②イベント → ③流入元(カード表示) の順で確認

確認ポイント

  • ユーザー数:投稿前と比べて増えているか?
  • イベントpage_view が動いているか?
  • 流入元:想定したSNS流入(source/medium またはチャネル)が出ているか?

例(目安)

  • 投稿前:ユーザー数 2
  • 投稿後:ユーザー数 8
  • 流入元:SNS流入が増加
  • イベント:page_view 15件

「投稿後に流入が来て、閲覧が発生している」 を即座に確認できます。

💡 注意:この段階は 「来ているか」 の確認だけで十分。
エンゲージメント率やキーイベントの評価は、標準レポートで翌日以降に確認します。

👉 SNS流入の改善施策は、Day 21 記事を参照してください。
Day 21:流入元別の改善施策(③ SNS)


② 広告出稿直後の流入チェック(検索広告・SNS広告)

シーン
Google広告 / Meta広告 などを出稿した直後、「ちゃんと流入してる?」を確認したいとき。

確認手順

  1. 広告を配信(リンク先URL。UTMは可能なら付与)
  2. リアルタイムレポートを開く(出稿から数分〜)
  3. ①ユーザー数 → ②イベント → ③流入元(カード表示) の順で確認

確認ポイント

  • ユーザー数:出稿前と比べて増えているか?
  • 流入元:想定した広告流入(例:google / cpc 相当)が出ているか?
  • イベントpage_view が動いているか?(click は「計測できているか」の目安)

💡 広告の成果判断は別ツールで
リアルタイムは 「配信が動いているか」 の確認まで。
CPA/ROASは広告管理画面、セッションキーイベント率は翌日以降にGA4で確認します。

👉 広告流入の改善施策は、Day 21 記事を参照してください。
Day 21:流入元別の改善施策(② 有料広告)


③ サイト更新・キャンペーン開始の初動確認(表示/計測の異常検知)

シーン
新記事公開、LP更新、キャンペーン開始直後に「アクセスが来ているか?」「計測が死んでないか?」を確認したいとき。

確認手順

  1. 公開/更新/開始
  2. リアルタイムレポートを開く(数分〜)
  3. ①ユーザー数 → ②イベント → ③ページ(表示されているカード) の順で確認

確認ポイント

  • ユーザー数:アクセスが発生しているか?
  • イベントpage_view が動いているか?
  • ページ:意図したページが表示されているか?(ページタイトル/ページパス等、カード表示に合わせて確認)

💡 トラブル検知にも使える
「イベントが動かない」「ページが想定と違う」場合は、タグ/プロパティ違いの可能性。
この場合は DebugView で原因を切り分けます。

👉 DebugView の使い方は、Day 11 記事で解説しています。
Day 11:DebugViewの使い方完全ガイド


この3パターンを押さえておけば、リアルタイムレポートを 「今、来てる?」の確認ツール として実務で使えます。
次は、リアルタイムレポートの 注意点 を解説します。

リアルタイムレポートの確認手順

ここでは、リアルタイムレポートで 「今、計測できているか?」 を最短で確認する手順を解説します。


STEP1:リアルタイムレポートを開く

  1. GA4管理画面にログイン
  2. 左メニュー 「レポート」 をクリック
  3. 「リアルタイム」 をクリック

STEP2:自分で1回操作して「動くか」を作る(重要)

確認したいページを開いて、以下を1つだけ実行します。

  • ページをリロード
  • 別ページへ遷移
  • ボタンを1回クリック

※ 何も操作しないと、画面が動かず「来てない」と誤判定しがちです。


STEP3:合否判定はこの3点だけ見る

① 過去30分間のユーザー数が増えるか
→ まず「計測が生きているか」を確認(自分のアクセスでもOK)

page_view が増えているか(イベント数)
→ “ページ閲覧” が計測されているかを確認

③ 参照元が想定通りか(カード)
→ SNS投稿後なら twitter / social など、広告なら google / cpc が見えるか
(UTMを付けていないと (direct) / (none) に寄ることがあります)

この3つが揃えば、「リアルタイムの接続確認」は合格です。


リアルタイムレポートの画面構成(見える場所だけ把握)

  • 画面上部:過去30分間のユーザー数
  • 画面中央:イベント(page_view など)
  • 画面下部:カード(流入元・ページ・デバイス など)
GA4リアルタイムレポート画面(ユーザー数・イベント・参照元カード表示)

💡 フィルタ/比較(オプション)

絞り込みは便利ですが、母数が小さいため 初心者は基本OFF推奨
まずは「全体で動いているか」を確認してから使いましょう。


ここまでできれば、リアルタイムレポートは 「今、来てる?」「計測は生きてる?」 の確認に使えます。
最後に、この記事のまとめに進みます。

H2-6:まとめ

この記事では、GA4のリアルタイムレポートの活用法を解説しました。

重要なポイント

  • リアルタイムレポートは 「今、流入しているか?」 を確認する”瞬間風速”ツール
  • 見るべき指標は ①ユーザー数 ②イベント ③流入元 の3つ
  • 活用シーンは ①SNS投稿後 ②広告出稿直後 ③サイト更新後 の初動確認
  • 成果判断には使わない(母数が小さく、ブレやすい)
  • 「来てない」ときは 取り違え(プロパティ/測定ID)・UTM未設定・タグ未発火(公開漏れ/条件ミス) を疑う

今日やること(最短5分)

  1. 自分で1回ページ遷移して、リアルタイムで page_view が動くか確認
  2. 参照元が想定通りか確認(SNS/広告なら該当の source/medium が出るか)
  3. OKなら、翌日以降に標準レポートで 参照元別セッション → エンゲージメント率 → キーイベント の順で成果確認

関連記事