GA4・アクセス解析 / 2026.01.04

GA4自動収集イベントマスター講座|全8回まとめ(first_visit / session_start / page_view / user_engagement)


GA4自動収集イベント4つの概要(first_visit, session_start, page_view, user_engagement)

GA4を触り始めたとき、多くの人がつまずくのがここです。

  • 「ユーザー数とセッション数って、結局なにが違うの?」
  • 「PV(ページビュー)は増えてるのに、成果につながってる感じがしない」
  • 「エンゲージメントって言われても、どこを見ればいいの?」

結論から言うと、GA4は“イベント”を積み上げて数字を作るツールです。
そして、その土台になるのが、タグを入れるだけで自動で飛ぶ4つのイベントです。

  • first_visit
  • session_start
  • page_view
  • user_engagement

この第0回は、シリーズの目次(ガイド)です。
全体像をつかんで、「自分はどこから読めばいいか」が分かるように整理します。


1 このシリーズで身につくこと

GA4の指標はイベント集計でできている(対応図)

ここでは「読み終わったら何ができるようになるか」を、先に見せます。
GA4が苦手でも大丈夫です。“数字の意味”を、構造からほどいていくシリーズにします。

1-1 GA4の基本指標を「なんとなく」から「構造で」理解できる

GA4でよく見る指標は、実はこう考えると一気に分かりやすくなります。

GA4の数字=イベントの積み上げ

たとえば、次の基本指標は「自動収集イベント」の集計結果です。

  • ユーザー数・新規ユーザー
    → 主に first_visit(初回訪問の記録)と関係が深い
  • セッション数
    session_start(セッション開始の記録)の回数
  • ページビュー(PV)
    page_view(ページが表示された記録)の回数
  • エンゲージメント時間・エンゲージメント率
    user_engagement(一定条件を満たした“関わり”の記録)をベースに計算

つまり、GA4の数字は「魔法の数字」ではなく、裏側ではイベントが淡々とカウントされているだけです。
この視点が持てると、GA4の画面を見ても「なぜこの数字になったのか」を説明しやすくなります。

1-2 自分のサイトやブログで「どこを見ればいいか」が分かる

GA4はレポートが多く、初心者ほど迷います。

  • 「レポートが多すぎて、どこから見ればいいか分からない」
  • 「とりあえずユーザー数とセッション数だけ眺めている」

このシリーズでは、“見る順番”もセットで身につけます。基本はこの流れです。

  1. 集客レポートで“入口”を見る(どこから来た?)
  2. ランディングページで“最初に読まれたページ”を見る(どこから始まった?)
  3. エンゲージメントで“ちゃんと読まれたか”を見る(読まれた?刺さった?)

たとえば「さくら整体院サイト」や「本ブログサイト」を例にして、
GA4の画面でどこをクリックして確認するかまでイメージできるように解説していきます。

1-3 Pythonや仮想データを使って“裏側”も少しイメージできる

「GA4の理解を一段深くしたい人」向けに、後半ではPython×仮想データも扱います。

難しい数式をやりたいのではありません。目的はこれです。

GA4で見ているこの数字は、裏側ではこういう集計をしている

仮想のイベントデータ(例:first_visit / session_start / page_view…のログ)をPythonで集計して、

  • ユーザー数/新規ユーザー/セッション数/PV
  • first_visit × ランディング/チャネル別の考え方

などを「再現」します。
データ分析が好きな人には、“GA4をデータとして扱う入口”にもなります。


2 GA4の基本構造とイベントの位置づけ(超ざっくり)

GA4イベントの4種類(自動収集・拡張計測・推奨・カスタム)

ここはシリーズの「地図」です。
細かい用語よりも、まずは方向感だけつかんでください。

2-1 UAから変わったポイントは「セッションベース → イベントベース」

UA(ユニバーサルアナリティクス)は、ざっくり言うとこうでした。

  • UA:セッションページビューを中心に見る

一方GA4は、こうです。

  • GA4:起きたことを全部“イベント”として記録する
    • たとえば page_view もイベントの一種

「難しくなった」というより、発想が変わりました。

  • UA:決められた箱(セッション)で見る
  • GA4:何が起きたか(イベント)を自由度高く記録できる

だからこそ、GA4では イベントの理解(特に自動収集イベント)が重要になります。

2-2 イベントの4階層(自動収集・拡張計測・推奨・カスタム)

GA4のイベントは、大きく4種類に分けて考えると整理しやすいです。

  • 自動収集イベント:タグを入れるだけで自動で送られる基本ログ
  • 拡張計測:スクロール、外部リンククリック、サイト内検索など(ON/OFFできる)
  • 推奨イベント:Googleが「この名前で送ると良いよ」と推奨しているイベント(例:EC系)
  • カスタムイベント:自分の目的に合わせて独自に設計するイベント

このシリーズは、いきなり拡張やカスタムに飛びません。
まずは一番下の土台である 自動収集イベントに集中します。

拡張計測・推奨・カスタムは、次シリーズ(拡張計測編)で扱う予定です。

2-3 その中でも“土台”になるのが自動収集イベント4兄弟

自動収集イベントの中でも、特に基礎として押さえるべき4つがこちらです。

  • first_visit:初回訪問(新規ユーザーの考え方に直結)
  • session_start:セッション開始(セッション数の土台)
  • page_view:ページ表示(PVの土台)
  • user_engagement:エンゲージメント(関わりの時間・率の土台)

第1回〜第5回で、それぞれを丁寧に分解していきます。
この第0回では「この4つが基礎なんだ」と思えればOKです。


3 GA4自動収集イベントマスター講座|全8回のラインナップ

GA4自動収集イベントマスター講座 全8回ロードマップ

3-1 第1回〜第5回:4つの自動収集イベントを1つずつ深掘り

  • 第1回:自動収集イベントの全体像
    4つを俯瞰して「どの指標に効いているか」を整理する回
    (リンク:第1回)
  • 第2回:first_visit
    初回訪問の意味/Cookie/初回来訪ページ/チャネル別分析/理解度チェック(ノック問題)
    (リンク:第2回)
  • 第3回:session_start
    セッション数の定義/1ユーザーあたりのセッション/UAとの違い
    (リンク:第3回)
  • 第4回:page_view
    PVの正体/ランディングページ分析/ブログ分析との関係
    (リンク:第4回)
  • 第5回:user_engagement
    エンゲージメント時間・率/「長い=良い?」問題を整理
    (リンク:第5回)

3-2 第6回:指標マッピング総まとめ

  • タイトル案:自動収集イベント4兄弟とGA4指標の対応表|ユーザー・セッション・PV・エンゲージメントを一気に整理
    ここだけ見れば、全体をざっくりおさらいできる「対応表」の回です。
    (リンク:第6回)

3-3 第7回:仮想データ×PythonでGA4の裏側を再現

  • タイトル案:仮想イベントデータ×PythonでGA4の基本指標を再現してみる
    仮想データを集計して「GA4の数字がどう作られるか」を再現します。
    解析やデータサイエンスに興味がある人向けです。
    (リンク:第7回)

3-4 第8回:拡張計測機能へのブリッジ回

  • タイトル案:自動収集イベントを押さえたら次は拡張計測へ|スクロール・クリック・動画視聴をどう計測するか
    自動収集だけでは足りない部分を整理し、次シリーズへつなげます。
    (リンク:第8回)

4 おすすめの読み進め方(GA4初心者/実務者/Pythonもやりたい人向け)

全部を順番に読まなくても大丈夫です。
あなたの状況に合うルートから入ってください。

4-1 GA4初心者の方へのおすすめルート

目的は「イベントの名前と役割に慣れる」ことです。

  • 第1回:自動収集イベントの全体像
  • 第2回:first_visit(初回訪問の考え方)
  • 第4回:page_view(PV・ランディング)
  • 第6回:指標マッピング総まとめ

まずはこの4本で、GA4の“土台”が一気に楽になります。

4-2 すでにGA4を触っているWeb担当者へのおすすめルート

目的は「レポートの数字に説明がつく」状態にすることです。

  • 第2回:first_visit(入口×チャネル分析)
  • 第3回:session_start(セッション定義の確認)
  • 第5回:user_engagement(エンゲージメント指標の深掘り)
  • 第6回:指標マッピング総まとめ
  • 必要に応じて第7回:仮想データ×Python

数字に違和感があるとき、裏側(イベント)から確認する視点が手に入ります。

4-3 Pythonやデータ分析にも興味がある人へのおすすめルート

目的は「GA4を“データ”として理解する入口にする」ことです。

  • 第1回・第2回(全体像+first_visit)
  • 第6回(指標マッピング総まとめ)
  • 第7回(仮想データ×Pythonで再現)

この流れは、Python学習(例:基礎文法→データ集計)との相性が良いです。
今後は「GA4×Python」方向にも発展できるよう、シリーズを拡張していく想定です。


まとめ:この第0回は“目次”です。まずは第1回へ

この第0回は、シリーズの目次・ガイドとして、全体の地図を渡す回でした。

  • GA4はイベントベース
  • 土台は自動収集イベント4つ
  • 数字はイベントの積み上げでできている

まずは、第1回(自動収集イベントの全体像)から読むのがおすすめです。
できれば、GA4の画面を開きながら読み進めてください。理解が早くなります。


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