GA4自動収集イベントマスター講座|全8回まとめ(first_visit / session_start / page_view / user_engagement)
GA4を触り始めたとき、多くの人がつまずくのがここです。
- 「ユーザー数とセッション数って、結局なにが違うの?」
- 「PV(ページビュー)は増えてるのに、成果につながってる感じがしない」
- 「エンゲージメントって言われても、どこを見ればいいの?」
結論から言うと、GA4は“イベント”を積み上げて数字を作るツールです。
そして、その土台になるのが、タグを入れるだけで自動で飛ぶ4つのイベントです。
- first_visit
- session_start
- page_view
- user_engagement
この第0回は、シリーズの目次(ガイド)です。
全体像をつかんで、「自分はどこから読めばいいか」が分かるように整理します。
1 このシリーズで身につくこと

ここでは「読み終わったら何ができるようになるか」を、先に見せます。
GA4が苦手でも大丈夫です。“数字の意味”を、構造からほどいていくシリーズにします。
1-1 GA4の基本指標を「なんとなく」から「構造で」理解できる
GA4でよく見る指標は、実はこう考えると一気に分かりやすくなります。
GA4の数字=イベントの積み上げたとえば、次の基本指標は「自動収集イベント」の集計結果です。
- ユーザー数・新規ユーザー
→ 主に first_visit(初回訪問の記録)と関係が深い - セッション数
→ session_start(セッション開始の記録)の回数 - ページビュー(PV)
→ page_view(ページが表示された記録)の回数 - エンゲージメント時間・エンゲージメント率
→ user_engagement(一定条件を満たした“関わり”の記録)をベースに計算
つまり、GA4の数字は「魔法の数字」ではなく、裏側ではイベントが淡々とカウントされているだけです。
この視点が持てると、GA4の画面を見ても「なぜこの数字になったのか」を説明しやすくなります。
1-2 自分のサイトやブログで「どこを見ればいいか」が分かる
GA4はレポートが多く、初心者ほど迷います。
- 「レポートが多すぎて、どこから見ればいいか分からない」
- 「とりあえずユーザー数とセッション数だけ眺めている」
このシリーズでは、“見る順番”もセットで身につけます。基本はこの流れです。
- 集客レポートで“入口”を見る(どこから来た?)
- ランディングページで“最初に読まれたページ”を見る(どこから始まった?)
- エンゲージメントで“ちゃんと読まれたか”を見る(読まれた?刺さった?)
たとえば「さくら整体院サイト」や「本ブログサイト」を例にして、
GA4の画面でどこをクリックして確認するかまでイメージできるように解説していきます。
1-3 Pythonや仮想データを使って“裏側”も少しイメージできる
「GA4の理解を一段深くしたい人」向けに、後半ではPython×仮想データも扱います。
難しい数式をやりたいのではありません。目的はこれです。
GA4で見ているこの数字は、裏側ではこういう集計をしている
仮想のイベントデータ(例:first_visit / session_start / page_view…のログ)をPythonで集計して、
- ユーザー数/新規ユーザー/セッション数/PV
- first_visit × ランディング/チャネル別の考え方
などを「再現」します。
データ分析が好きな人には、“GA4をデータとして扱う入口”にもなります。
2 GA4の基本構造とイベントの位置づけ(超ざっくり)

ここはシリーズの「地図」です。
細かい用語よりも、まずは方向感だけつかんでください。
2-1 UAから変わったポイントは「セッションベース → イベントベース」
UA(ユニバーサルアナリティクス)は、ざっくり言うとこうでした。
- UA:セッションやページビューを中心に見る
一方GA4は、こうです。
- GA4:起きたことを全部“イベント”として記録する
- たとえば page_view もイベントの一種
「難しくなった」というより、発想が変わりました。
- UA:決められた箱(セッション)で見る
- GA4:何が起きたか(イベント)を自由度高く記録できる
だからこそ、GA4では イベントの理解(特に自動収集イベント)が重要になります。
2-2 イベントの4階層(自動収集・拡張計測・推奨・カスタム)
GA4のイベントは、大きく4種類に分けて考えると整理しやすいです。
- 自動収集イベント:タグを入れるだけで自動で送られる基本ログ
- 拡張計測:スクロール、外部リンククリック、サイト内検索など(ON/OFFできる)
- 推奨イベント:Googleが「この名前で送ると良いよ」と推奨しているイベント(例:EC系)
- カスタムイベント:自分の目的に合わせて独自に設計するイベント
このシリーズは、いきなり拡張やカスタムに飛びません。
まずは一番下の土台である 自動収集イベントに集中します。
拡張計測・推奨・カスタムは、次シリーズ(拡張計測編)で扱う予定です。
2-3 その中でも“土台”になるのが自動収集イベント4兄弟
自動収集イベントの中でも、特に基礎として押さえるべき4つがこちらです。
- first_visit:初回訪問(新規ユーザーの考え方に直結)
- session_start:セッション開始(セッション数の土台)
- page_view:ページ表示(PVの土台)
- user_engagement:エンゲージメント(関わりの時間・率の土台)
第1回〜第5回で、それぞれを丁寧に分解していきます。
この第0回では「この4つが基礎なんだ」と思えればOKです。
3 GA4自動収集イベントマスター講座|全8回のラインナップ

3-1 第1回〜第5回:4つの自動収集イベントを1つずつ深掘り
- 第1回:自動収集イベントの全体像
4つを俯瞰して「どの指標に効いているか」を整理する回
(リンク:第1回) - 第2回:first_visit
初回訪問の意味/Cookie/初回来訪ページ/チャネル別分析/理解度チェック(ノック問題)
(リンク:第2回) - 第3回:session_start
セッション数の定義/1ユーザーあたりのセッション/UAとの違い
(リンク:第3回) - 第4回:page_view
PVの正体/ランディングページ分析/ブログ分析との関係
(リンク:第4回) - 第5回:user_engagement
エンゲージメント時間・率/「長い=良い?」問題を整理
(リンク:第5回)
3-2 第6回:指標マッピング総まとめ
- タイトル案:自動収集イベント4兄弟とGA4指標の対応表|ユーザー・セッション・PV・エンゲージメントを一気に整理
ここだけ見れば、全体をざっくりおさらいできる「対応表」の回です。
(リンク:第6回)
3-3 第7回:仮想データ×PythonでGA4の裏側を再現
- タイトル案:仮想イベントデータ×PythonでGA4の基本指標を再現してみる
仮想データを集計して「GA4の数字がどう作られるか」を再現します。
解析やデータサイエンスに興味がある人向けです。
(リンク:第7回)
3-4 第8回:拡張計測機能へのブリッジ回
- タイトル案:自動収集イベントを押さえたら次は拡張計測へ|スクロール・クリック・動画視聴をどう計測するか
自動収集だけでは足りない部分を整理し、次シリーズへつなげます。
(リンク:第8回)
4 おすすめの読み進め方(GA4初心者/実務者/Pythonもやりたい人向け)
全部を順番に読まなくても大丈夫です。
あなたの状況に合うルートから入ってください。
4-1 GA4初心者の方へのおすすめルート
目的は「イベントの名前と役割に慣れる」ことです。
- 第1回:自動収集イベントの全体像
- 第2回:first_visit(初回訪問の考え方)
- 第4回:page_view(PV・ランディング)
- 第6回:指標マッピング総まとめ
まずはこの4本で、GA4の“土台”が一気に楽になります。
4-2 すでにGA4を触っているWeb担当者へのおすすめルート
目的は「レポートの数字に説明がつく」状態にすることです。
- 第2回:first_visit(入口×チャネル分析)
- 第3回:session_start(セッション定義の確認)
- 第5回:user_engagement(エンゲージメント指標の深掘り)
- 第6回:指標マッピング総まとめ
- 必要に応じて第7回:仮想データ×Python
数字に違和感があるとき、裏側(イベント)から確認する視点が手に入ります。
4-3 Pythonやデータ分析にも興味がある人へのおすすめルート
目的は「GA4を“データ”として理解する入口にする」ことです。
- 第1回・第2回(全体像+first_visit)
- 第6回(指標マッピング総まとめ)
- 第7回(仮想データ×Pythonで再現)
この流れは、Python学習(例:基礎文法→データ集計)との相性が良いです。
今後は「GA4×Python」方向にも発展できるよう、シリーズを拡張していく想定です。
まとめ:この第0回は“目次”です。まずは第1回へ
この第0回は、シリーズの目次・ガイドとして、全体の地図を渡す回でした。
- GA4はイベントベース
- 土台は自動収集イベント4つ
- 数字はイベントの積み上げでできている
まずは、第1回(自動収集イベントの全体像)から読むのがおすすめです。
できれば、GA4の画面を開きながら読み進めてください。理解が早くなります。